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耽美迷宮 袋小路

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山羊






届きました。9goats black out
とりあえず「TANATOS」「Sleeping Beauty」「devils in bedside」の3つを。
「Black Rain」は保留に。でもこの分だと買っちゃうな(笑)。

ちょっとデスヴォイスものが苦手なのでそれ系の曲は慣れるまで時間がかかりそうですが、それ以外はもうとにかく素晴らしいの一言!
ryoさんの声質をよく活かした綺麗なミディアム系の曲はほんとうに美しく刹那くて、静かに降り積もる雪のような静謐さ。
目を閉じて、ヘッドホンで思い切りその世界観へ沈み込んでしまうくらいに浸って聴いて欲しい。
ファルセットはまだ課題あり、かな~。でも綺麗なのでどんどん歌いこんで欲しい。
で、激しめの曲になるとこれが、申し訳ないけど「弱い」という印象。
デスヴォイスは前のバンドでもやってたみたいですがデスヴォをやるにはちょっと声そのものが弱いという気が…。
あとドラム、時々「パタパタパタっ」って音が気になる。布団叩いてるみたいな音がする(汗)。叩き方の問題なのか抜けが悪いのか…。
690minのギターリフどっかで聴いた様な…まいっかwwでもこの曲はリミックスの方が好き。

しかし激しい曲とミディアム系の曲でこれほど差があるというか…幅があるということなんだけど(笑)。
所謂ハードコア系の曲は、「モロなヴィジュアル系ハードコア」って印象が拭えなくて「ありがち」って感想がどーしても出てくる。
でもミディアム系となるとこれが本当に多彩で、「綺麗」の引き出しがこの人たちは幾つあるんだろう?ってくらい。
大好きな「sink」のリミックスなんて、鳥のさえずりまでサンプリングされてる(笑)。まあこのリミックスは外部の人だけど。
尼のカスタマーレビューで彼らの事を「ミッド・テンポの帝王」なんて評してるレビュアーさんがいたけど、ほんとその通り(笑)。

あとインディーズだからなのか、ヴォーカルのryoさんがもともとデザイナーだからっていうのもあるんだけど各音源のアートワークも自分達でやってるからきちんと作品一つ一つの世界観がパッケージでも表現されて、このすみずみまで行き渡ってる感が、インディーズならではでいいですな~。ジャケットはdevils~が好きなんだけど、TANATOS限定版の気合入った造りも素敵。
もう紙質のマット具合から歌詞部分黒背景なのにグレーで透かしたうえで歌詞テキストはゴールド刷りとかねもうね。
ディスクも裏面まで真っ黒にピクチャーするってどんだけwwwryoさんむしろデザイナーとしての気合入りすぎwww

次回ライヴ行かなきゃ、と思ってたら暫く活動休止というか…進化のための休眠に入るってかぁ。
メンバも変わるかもしれない的な?でも某雑誌で見たけど「どんなことがあっても10年はこのメンバーでやろう」ってんだから変わるのはサポートかな?
あのインタビュー良かったなあ。過去のキャリアの中でも、9GBOは不思議な縁というか流れで結成されたバンドなんだね。
自分達でもドラマチックすぎて嘘なんじゃないか、みたいなことを言っていたし。
そーいう出会いと縁のあるバンドって大きくなるんですよね。今までの経験では…(笑)。

しかし大昔のryoさんがやってた某バンドは自分は見向きもしなかったものですが(笑)。
だーってどう見たって「ただのV系」なんですもの。「ただの」には興味ないのよ。どこにでもいるようなV系は。
只でさえ特殊なV系という世界の中で、「更に特殊」で在り続けてくれる人たちでないと。
そして何たって、彼は楽曲が良い。9goatsの武器は絶対にあの美しい楽曲たち。そしてryoさんの声。
そういう意味では、彼らが、というかむしろryoさんがミュージシャンを続けてくれたことが奇跡。
一旦やめてデザイナーの道を行ったけど、それを説得して一緒にやろうと言ってくれたメンバーのウタハチに感謝。


ああ、今気付いたけど久しぶりに本当に久しぶりに「何度も繰り返し聞きたいV系バンド」に出会ったんだわ。



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