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MICHAEL JACKSON 初心者編

なんてーか、生前はマスコミと一緒にマイコーを嘲笑っていた人達が亡くなったのをきっかけに手の平返して聞き出しているのに腹立たしさを感じているわけですが、「ぜひ存分に聴いてくれそして見てくれ」という気持ちも同じくらいあるわけです。


なので、色々ネガティブな事を書くよりは、1ファンとしてしっかりアーティストとしての彼を伝えようという思いから

「マイケル・ジャクソンガイド~初心者さんいらっしゃい~」

というのを今回はお届けしようと思います。

ご紹介の前にひとつだけ。

マイケルは、音楽と映像がセットです。

音楽だけでも充分素晴らしいですが、それだけではマイケルというアーティストの魅力は半分しか伝わりません。映像あってのマイケルです。
何故なら、目に見えない音楽を身体を使って表現しそれをビデオ映像として洗練させることに成功した世界で最初のアーティストだからです。

大事な事なのでもう一度言います。マイケルは、映像と音楽がセットです。

あとごめんもう一つ(笑)。
マイケルのPVは「SHORT FILM」が正式名称です。略してSF


では本題。


Q:興味持ったんだけど何から聞いたらいいか判らない!どれを聴けばいいの? 

A:まず「HISTORY」をどうぞ。  


HISTORY

これはですね、「Off the wall」「THRILLER」「BAD」「DANGEROUS」からのベスト15曲と、新作書き下ろし15曲が収録されていて「最新」のマイコー、「過去」のマイコー、一気に味わえるまさに初心者向けの作品です。
これを聴けば間違いなく

Off the wall
THRILLER
BAD
DANGEROUS
Blood on the dance floor
INVINCIVLE
上記全てを揃える羽目になります(笑)。
なので「入門編」としては「HisTORY」で充分です。
新作15曲は怒りと叫びのマイコー、優しいバラードのマイコー、ダンスナンバーのマイコー、バラエティに富んでおりますが93年の裁判後に作られたものなので相当、怒っています(笑)。
あの優しい天然さんのマイコーが怒りを露にするのは珍しく、もうカッコイイの一言。特に「They don't care about us」が激しくオススメ。
綺麗なバラードは「Smile」「You are not alone」今聴くと、ただ涙が溢れます…。


Q:オススメ動画を教えて!
A:全部といいたいとこですが5本に絞ります。


ビリジンパフォは、マイコーの名刺代わりです。
作詞作曲マイコー、プロデュースはクインシー。ステージにおけるコリオグラフ(振付)マイコー。
これほど濃厚なマイコーパフォーマンスにして真骨頂が、やはりBILLIE JEANです。
地球の重力を完全無視したムーンウォークをご覧あれ。
ほんとは「モータウン25th版~歴史が変わった夜~」「ビクトリーツアー版」「BADツアー版」「DANGEROUSツアー版」と段階を経て見て頂きたいのですが、ここでは円熟された「HISTORYツアー版」をご紹介します。その後の「30周年記念版」も素晴らしいのですが、口元を隠す仕草が多いので、個人的に減点1(笑)。ごめんマイコー。




前に倒れてまた元の位置に戻る「ゼロ・グラビティ」はこれが最初。
あたしゃこいつを映画館(「MOONWALKER」の公開初日に見に行ったよ)で見てたまげました。「この人はムーンウォークだけでなくそれ以上のものを生み出したのか?」と。
ステージではかかとにフックをひっかけて前に倒れますが、相当の腹筋がないとあのように元に戻るのは難しいです。
そして群舞のかっこよさ!マイコーのカッコ良さ!!何度見ても飽きません。


VMAパフォーマンス(DANGEROUS)

これもいくつかバージョンがあってどれを紹介していいやらなのですが
やはり有名なのをあげておきます。
でも個人的には初期デンジャの壮絶なカッコよさがめちゃオススメです。→
でもカメラワークが悪いんだよ~~っ!引きで撮りすぎ!!
そしてありえない2002年ver.この時44歳。ありえへん。
最新作INVINCIBLEがあるというのにンニーの妨害のおかげで昔の曲のパフォをやらざるを得なかったマイコー…畜生!!!
女性ダンサーが入ったおかげでこの曲の世界観が厚みを増しました。素晴らしすぎる…。しかも途中から生歌…
おいおい口からCD音源じゃねえかよ…。ああしかも途中に何度もブレイク入れてるとか進化してるブラヴォー!!→
 




「白か黒かなんて事は関係ないのさ」と人種差別や世の争いごとに言及した曲。
これは何が凄いって、このSHORT FILM1本で「白いBLACK OR WHITE/黒いBLACK OR WHITE」、タイトル通り表裏一体の意味を持つ作品になっているところです。
大体あの有名なモーフィングで終わるとこしか知らない人が多いんですけど、この曲のSFは黒編を最後まで見ないと作品として成立していないのです。白だけは駄目!
その黒編は「暴力的で性的」とどアホな市民団体からのクレームによりあちらのテレビではカットされていますが、ノーカットじゃなきゃ、駄目、絶対!

白編(モーフィングまで)は、「エンターテイメントとしてのBLACK OR WHITEのSF」ですが、黒編(黒豹がマイコーに変身するとこから)は「この曲に込めたマイケルのメッセージが、音もなくダンスだけで表現されるSF」

私この二重構成に気付いた時鳥肌立ちました。
だって、音がないんですよ?
音がなくて、この人はあそこまで踊っているんです。一体彼の中ではどんな音楽が鳴っていてあのように踊るのか!?
しかも、これは「音楽用PV」です。なのに音がない!!この時期は既に音楽にとって映像とはなくてはならない時代となっています。そのパイオニアであるマイケルが音のないPVを作った。いや、あえて音を消した。これだけで音楽業界の既成概念を破壊してる。しかもその概念を作った張本人が!!
それだけでも強烈なメッセージだというのに、セットの中に散りばめられた差別的な言葉、団体名を次々破壊。社会的なメッセージ、様々な映画へのオマージュなど本当に色んな要素が入っています。
チャックを仕舞う部分は(笑)、色んな議論がされています。私は「本能を抑えて、理性的になれ」というメッセージかなと受け取りました。

激しく踊りつくして、最後は黒豹に戻り消えていく…こんな完璧な作品、見たことないです。天才とは、まさに彼のことだと改めて思いました。
マイケルはROCKなんです。ブラックミュージック出身ですが、彼はもんの凄いROCKです。
この作品こそまさにROCKそのもの!!ギターもスラッシュだし(笑)! まあそれは華を添えた的な感じで…(笑)。
ともかく、改めてマイケルのアーティストとしての恐ろしさ、天才の底知れぬ才能を見た作品でした。




私がコメントする必要があるでしょうか(笑)。これが歴史を変えた作品です。
見て、感じてください(笑)。


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