2009/09/16 Category : DIARY サイハテ うちのアイドルが今朝息を引き取りました。17歳。人間でいえば90過ぎのお爺ちゃんです。私達の情報不足から、犬だからとあまり健康管理に気を配れず、そのせいか今年五月ごろから顔に腫瘍ができました。犬にありがちな鼻の腫瘍ですね。獣医に相談したところ、治療するには全身麻酔をせねばならず、高齢のためそれで命を落とす可能性が高いと言われ、治療を諦めました。顔の腫瘍はテニスボール近くの大きさまで膨らみ、鼻詰まりに鼻血。年も年なので足はよろよろ、ここ一ヵ月はオムツつけてました。獣医さんには安楽死という選択もある。飼い主なのだからよく考えて。と言われ辛そうならそれも…と思ったけどやっぱりできず。よろよろの足取りで散歩する姿がインパクトあったのか近所で有名でした(笑)。ちっちゃなおこちゃま達にも「可愛いワンちゃんだね!」「がんばれー」 と声をかけられたり、散歩してると声をかけられまくりでした。柴の素朴さが好きなのか隣のお爺ちゃんにもかわいがられたなあ。愛想はよくない(笑)、クールな男子でしたけど我が家でぶっちぎりのアイドルでした。犬はどうやら死期が近付くと鳴いて家族に知らせるそうな…。先週からウォーン、ウォーーン、と鳴いていたのはこのことだったのかな…。行方不明のあと、さっぱり鳴かなくなったのに急に鳴き出したのは身体の痛みかと思っていた。それもきっとあったんだろうけど…。何もできなくてごめんね、と寝たきりになった身体をポンポンしたり撫でたり…そんな事しかできなかった。朝、ウォーンと一度鳴いた時、声が聞こえるすぐ近くにいたのにそれが最期だったのに姿が見える傍まで居てあげられなかったのが悔しい。その10分後には硬くなってもう動かない君になってるなんて本当に思わなかった。17年。最初うちに来た時はぷるぷる震えててよく吼えてて。散歩の時はこちらが引っ張られるくらい強い力で元気に走って。うっかりリールを離すとすごい速さで走ってしまったけど、門を開けておけばちゃんと帰ってきてくれた。甘えたりしない子だった。お父さんが大好きな子だった。2ヶ月も行方不明だったのに病気一つしないで帰ってきてくれた。居てくれるだけでよかった。でももう居なくなっちゃった…。寂しい。ほんとうに寂しい。今はもう身体の痛みやらなにやらから解放されているのだと思うと少しホッとしています。本当によく頑張った。今までありがとう。写真は行方不明になって発見されたあとの。おととしくらい。 PR