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耽美迷宮 袋小路

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ハレルヤ ラ ミゼラブル

久しぶりにhideちゃんの「HIDE Your face」を聴いてソロデビュー当時のことを思い出す。
原宿交差点でのゲリライベント、たぶん中止になるだろうと思いながら行ってやっぱり中止になって。ただEyes~のPVは見た気がするんだよな。音がまったく聞こえなかったんだけどね。
当日夜中だったか?、夜中の某音楽番組でレギュラー枠を持っていたおかげで(笑)その時のイベント中止を謝罪したhideちゃん。フルメイクばっちりであれで出るつもりだったんだろう。

天気のいい日が続いてて、ぽかぽか陽気のなかアルバムを買って。巻頭特集でインタビュアーがいっちーのRock itで「少年松本くんのために作った。そういう全国の松本くんに聞いてほしい」と話し、音楽に救われてきた私はその少年松本くんと私はまったく同じだと思いながら。

hideの歌声は貴重すぎてソロをやる前はたまに聴けただけで、でもそれでもすごくわくわくさせる声だったし歌ってるHIDEのかっこよさといったら屋根をぶち破るレベル。
がなりと天然エフェクトボイスしか聞けなかったhideちゃんの貴重な歌は、ソロデビューで普通に歌う声も堪能できると、毎日毎日本当に楽しみでわくわくしててそれこそやっと出たマイケルもしくはXのフルアルバムくらい一大イベントだった。

期待した以上のおもちゃ箱と音と声とビジュアルと。
TuskとのユニットやバイセクNAOやKyoちゃんやマッドジョージさんやJとINOやDeep鈴木にオーケンにコーネリアスに派手なフォトセッション、ユニット、対談、酒呑み日記にゆばまんがしらとロックンロール日記。
自由すぎるhideちゃんとつるんで遊ぶことが大好きな仲間たちが生み出す数々のイタズラ。それらを「どぅ?面白いっしょ?」とニヤニヤで差し出すhideちゃん。手を叩いて爆笑しながら受け取る自分たちはまるで共犯者の感覚。


リアルにhideちゃんを思い出すのは今でも辛い。
生前ほど気軽に彼の音楽に触れるのは未だに難しい。
何度も同じことをここに書いてるのはわかってる。
もうやめよう、そういうの。
思ってもやっぱり無駄。
10年だろうが何年だろうが、無理なもんは無理。駄目なもんは駄目。
マイケルのように「お疲れさま」も言えないんだ。まだなーんもやってねえから。





無性に聴きたくなって久々に聴いたよ、松本さんの声。久々すぎたからか、間接的に松本さんに触れてくんのは平気みたいだけど、直にどっぷりヤるとすんげーヘヴィ。


昔ほど気軽に聴けなくなったのはやっぱりアンタがいなくなってんのが堪えてんだって、わかるのは嫌なもんだよ。
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