2006/07/08 Category : VOICE 「やれば出来るじゃん」 さてさて、私もようやく化猫見ましたよ。感想、書いたほうがいいですか?WW皆さんと同じなんでそんな必要もないかと思いますが、そうですね、一言で言えば「奇跡な現場」でしょうか。私もまだ日が浅いながらアニメに関わらせてもらっており。現場とやりとりすることもあります。アニメーションそのものではなくそこから派生するモノ、にはなりますが製作側に近いとこに居る人間ではあります。「やればできるじゃん」確かにそうです。というか、「やればできる」だけのものを各現場持っていると思うのです。しかし監督の言うように「独り善がりなプロデューサーとかがワンマンに仕切った結果、現場の士気が下がるようなモノを作らざるを得なく」なったり、予算の都合だったり。もちろん脚本や監督、演出も大事な工程です。ここもクソだったらもう目も当てられないでしょう。今回は、いろいろな条件が重なりそれが全てよい方向に働いたこと。3話という短さだったので、全話担当して雰囲気や演出に統一感が出せたこと。作監もそうですね。「浮世絵」「日本昔話」「一般の大人層にも見てもらえるもの」という明確なビジョン。そーいう監督の意図を、許容してくれた上の人達!一丸となった現場、声から作画される声優冥利、深夜放送というある種の自由度、そしてゆかな嬢の言うように「俺はこれがやりたい!」という意志を最初に貫いたこと。初監督作品だから冒険してやろう、いっちょかましてやろうといった心意気!(拍手!)上からぺしゃんこにされる人もいるだろうに、ほんとにそこは上手く回ったらしいですから・笑。いろいろいろいろ重なって最高の地点に着地しましたよね。でも、でもね。そうやって現場の事情を説明しなきゃいけないなんてこと、あってはいけないんですよ。楽しんでもらうために生まれてきた作品なのに、製作現場の事情も盛り込まないと楽しんでもらえないっていうのは娯楽として間違ってるんです。安心して楽しんでもらうのに現場の都合を説明する必要があるなんて悲しすぎませんか?。しかし現実はなかなかそうはいかなかったりして・・・。それこそ監督が言っていたようなことだったりするんですよ。だから、ほんとは「やればできるじゃん」なんて言われたくないんです。でも残念なことに視聴者にそう言わせてるのはまさしく作り手なわけで。で、そんな残念な業界の空気もわかってはいても直接現場を動かせるような立場にいるかどうか・・・。まあこれはアニメだけに限った話ではなくどこの業界にもあるでしょう。何にしても、とても幸せな作品で、そしてそんな作品に櫻井くんがメインで関われたことがファンとしてもとても嬉しい!久々に役者櫻井を堪能したし♪しかもリピートしたくなるのが、またいいじゃないですか。ああうれしー! PR