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LS3デイズ雑感

LUNA SEA3デイズを終えて。どれだけ楽しかったか、素晴らしかったかは散々ツイったので。
雑感と言うか、あの三日間を通して感じた事を書こうと思います。


私は彼らを古くから見守ってきてはいるものの、SLAVEと呼ばれるコアなファンほどには彼らの事を知りません。
楽曲を強烈に愛してはいましたが、バンドのヒストリーやメンバーのパーソナルな事にまで興味が及ばなかったし、とにかく楽曲で満足していたし、今もそれは特に変っていません。
只SUGIZOに対しては、Xで正式メンバーとなってしまった経緯から、私は彼に深く関わらざるを得なくなったので(苦笑)「もう杉スレって自称してもいいだろうw」という域に、来てしまいました(笑)。
なのでSUGIZOに関しては、よくよく彼は、「LUNA SEAを体現する男」であるなあとしみじみ感じ、その美学の貫きぶり、そしてそうとしか生きれない彼の生き方と不器用さに、愛しさと尊敬の念を強く抱きました。
X日産のときも思ったけど、頭のてっぺんから爪先まで彼は「SUGIZO」を体現する。指先まで細やかに神経を行き届かせ、一部の隙も無い「SUGIZO」で在ろうとする。「そうでなければいけない」という彼の意識の強さは驚愕に値します。
そしてホームグラウンドであるLUNA SEAでは「LUNA SEAのSUGIZO」を体現する。よくよく見るとパフォーマンスに於いてはそれほど違いは無いのだけど、衣装や髪型などのヴィジュアル面で使い分けていたりして、敏感にオーディエンスの求めるものを察知し対応してるのが彼の凄いところです。
他のメンバーに関してはソロをほとんど知らないので、割愛させて頂きます。

で、雑感。このバンドは良くも悪くもRYUICHI次第なんだなという事…。

それはかつてのソロ明けの彼らがぶっちゃけ「河村隆一with LUNA SEA」に成ってしまった事に象徴されてると思うのですが、この3日間でそれを改めて感じました。
RYUICHIがこの3日間でフロントとしての顔を使い分けた事で、よりはっきりとそれを認識したなーと。
彼がどの方向に舵を切るか、彼はあのバンドの中でたぶん唯一のカメレオンなんだと思います。
楽器隊はもう個々のスタイルを持っていてそれを貫きながら進化させる。だから見ていてとても安心感があるんです。
けどRYUICHIはたぶん、どの色にも染まれるように原曲者の意図に自分を変えてきた。
コンポーザーが3人も居たのだからそれは自然な事だったのかもしれないけど、けどカメレオンでなければ個々の力がぶつかり合うこのバンドの中では埋もれてしまったかもしれない。
そういう意味では彼が持っていたカメレオンになれる資質はこのバンドに必要なものだったんじゃないかなと。
ま、後にそれが悪い方向に発展してしまいましたけど…(汗)(だから『良くも悪くも』かなと)

この三日間は、二つのバンドが存在していました。LUNA SEAとLUNACY
3日目の黒服限定フリーライヴはRYUICHIのMCにもあったように「真剣なお遊び」としての、初期の彼らを再現する事。
ドレスコード:BLACKの指定どおり、ドームが真っ黒に染まった光景はあまりにも絶景でした。
ステージ全体が判らないように「Lunacy」のロゴが印字された暗幕が天井からすっぽりと覆われ、暗転しその幕が下りたときに現れたのは何と…フードを被った黒装束に身を包んだ数十人の聖歌隊。
サイドスクリーン、バックスクリーンに映し出されるステンドグラス、黒装束の聖歌隊が歌う厳かな聖歌はクリスマスに相応しいのですが…黒ミサ黒ミサとネタで言っていたらほんとに黒ミサだったよお母さん(爆)!!
聖歌隊が少しずつステージから去り、ステージ中央に残された黒装束が5人。ここまで来たらもうわかるでしょw
一斉にフードを取ると、そこに居たのはLunacyのメンバー。
髪を立て太いバンダナをつけサングラスを装着(すまん、これは要らんw)したRYUICHI、金髪にロングエクステをつけフルメイクをした真矢、太いバンダナを巻いたINORAN、特に代わり映えのしないJw、そして…三つ編みエクステをつけたSUGIZO…!!
(杉スレ的にはもう、号泣もんのヴィジュアル!!三つ編みエクステ!!杉ちゃんの、三つ編みエクステ(泣)!!)
FATEから始まる初期曲中心のナンバーは、発狂、絶叫の連続でしたwww
RYUのヴィジュアルは、登場した時点では3日間通してまたも苦笑の漏れるアレだったんですが(汗)、彼がサングラスを外した瞬間、そのサングラス下に施されていたきついアイメイクは、もう、もう、紛れも無く「RYUICHI」だったんです!!

あの目が現れた途端もう私は完全に取り乱しましたwwww
君のその姿をどれほど見たかったか…!!!
パフォーマンスに於いては初期の激しい曲では期待を裏切らないシャウトを当時よりも格段に上がった歌唱力で聴かせたり、また昔とは違う解釈で蠱惑的に表現するなど、今の彼が得たスキルで表現する、若かりし頃の彼らの楽曲はただ舌がぴりぴりとするだけの刺激物ではなく、芳醇なワインのように熟した毒へと変化していたんです。
中にはブレイクを挟んでから再開するようにアレンジを変えたものや、ヴォーカルにヴォコーダーをかけてその楽曲の世界観を広げたものもあり、2011/3/16に出るセルフカヴァーアルバムへの期待が物凄く高まりました。
今の技術的に熟しつつも「大人やんちゃ」な勢いを持ったままの彼らが放つ、所謂「ポジパン」と呼ばれたあのコアな楽曲たちを今の彼らが再起動させるということそのものが、今の時代凄く新しいのではという予感がします。

今のRYUICHIも素敵だけど、やっぱりLUNA SEAってロックバンドなんです。そのフロントであるRYUには、ですます口調の柔らかい煽りよりも、客を突き放すくらいの過激な煽りと強烈な目力でSLAVEどもを射抜くぐらいのカリスマとして在ってほしい。
とても我儘な望みだと思うけど、でも、やっぱりあのカリスマ的なRYUがセンターでどんと構えていてくれる事で、より刺激的なロックバンドになる。ロックがとても面白いものだと思わせてくれる。
そういう方向に今後、シフトしていって欲しい。時代的にももっと刺激的で面白いものをとリスナーが音楽シーンに求めてる気がします。ガガが世界的に社会現象になってるのがそれを象徴してると思うんですよね。
これが、あの特殊性が今のロックシーンに欠けている。だからひたすら特殊であった90年代の彼らが今また、必要とされている。
コンビニで彼がどうとか、ケータイで彼女がどうとかそばにいるよとか、そんなありふれた日常の個人的な日記みたいな音楽ばかりじゃつまらないわけです。
平凡な日常の合間の刺激的なスパイス、ロックンロールの夢を若い子に与えてあげないと、下の世代が育たないし、音楽もつまらなくなってしまう。
その使命も無意識に抱えながら蘇った数々のビッグバンド。その中のひとつ、LUNA SEAが今、「Lunacy」をやるのはまさにベストタイミング。
たぶん、彼らも気付いてるんだと思います。蘇ったLUNA SEAはこれまでよりももっと、攻撃的になる必要があるんじゃないかと。そうでなければ次の世代を生めないと。
今の自分達が持ち得ているスキルでなら、若さと勢いだけで悔しい思いばかりをしたあの頃よりもっと強力な存在になれると彼ら自身が確信しているのではないかと思います。

何故なら、昨日「Lunacy」としてあそこに立っていた昔の己の姿をしたRYUICHIは、あまりにも自然だったからです。

無理に演じているのではなく、彼が培ってきた内なる「RYUICHI」が自然に目覚め、今の河村隆一又はRYUICHIと融合し溶け合った。
先述したような、熟した毒を持つRYUICHIの姿だった。…そうじゃなきゃこのど杉スレの椎名さんがRYUICHIRYUICHI叫びまくったりしねーぞwww!!

あの姿の彼はあの一夜きりだけかもしれませんが、今後はおそらくあの路線を強くしていくんじゃないかと思うんですよね…そんな予感。
カメレオンとしての資質を存分に発揮しただけかもしれないけど、それにしてはあまりにも自然だったので…。
来週に控えた神戸2デイズの蓋を開けないと判りませんがww行けないから判らん!!www
ん~~、年明けにもライヴがもうちょっとあればね~~。勢いがついてきたところをぶつっと切られるような…感はありますが。
( (乂Д´)のスケジュール?うん、ごめん!!!←)
でもその勢いのままセルフカヴァーのレコーディングに入ってくれればなと!!と!!!
すんばらすぃのが出来上がるのではないかと!!!!


そんな期待を諸々彼らに抱きつつ、雑感を終わります(笑)。
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