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耽美迷宮 袋小路

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devils in bedside

風邪引いて土日は外に一歩も出なかった椎名さんです。
でも寝込みっぱなしは嫌なのでとりあえず起きれるだけは起きていた。
まあネットさえあればな<駄目すぎる。


しかし、凄いなと思う。インターネットスゴス。
え、また山羊さんのお話ですけどね。山羊って、9GOATSさんね。GOATって山羊のことです。

だって結成して、CD作って、HPで告知したら…世界中から問い合わせが来るんですよ。
こんなのV系創世記には考えられないことでした。完全に日本だけの閉じられた文化でありました。
しかしあまりにも面白い文化でした。それがヴィジュアル系。
絶対海外にも負けないと思ってた。むしろ勝ってると思ってた。
楽曲のよさにステージング、世界観構築(ヴィジュアル系がヴィジュアル系たる最重要要素)。
要するにヴィジュアル系って複合芸術。音だけ出してライヴやってりゃいいとかじゃないのです。
徹底した世界観構築。ジャケットデザイン、ブックレットのアートワーク、ディスクはピクチャー仕様にするとか、チラシからDMからキャッチコピー、雑誌広告、他メディア展開まで、人の手に届けるまでどうやって自分達の意図を張り巡らせられるか。

そこを徹底して自分達でやり始めた先駆者がXであり、その戦略を練りかつ、流通や契約内容まで革命を起こしたのがYOSHIKIだったわけです。

だから彼らが血眼になって切り開いた道があるからこそ、今こうして沢山のバンドが存在しシーンが続いているのですが。
そういった音楽を作るただそれだけではなく「徹底した世界観構築」の為に音楽以外の部分も自分達でやることが定着したのがヴィジュアル系。
だいたい90年代も後半になってくるとクールジャパンとかジャパニメーションだとか、漫画やアニメに端を発する日本文化サイコー!ってのが海外からちらほら聞こえ出します。
それがネットの普及、強いてはYoutubeという強力な動画ツールで爆発的に拡散され、
色んな国の色んな文化が国境も言葉もすんなりと越えて触れられるようになりました。

そしたら2000年入ってくらいからですかねー。MALICE MIZERの徹底した中世ヨーロッパ世界観が、ヨーロッパあたりでウケ始め、更にはmanaちゃんが提唱する「ゴシック&ロリータ」所謂ゴスロリが広まってしまいファッションと音楽の両面で着火!て感じだったなー。
あとはあれよあれよと…。

今じゃもうV系の海外ツアーなんて珍しくなくなってしまいました。
まあちょっとバブリーな雰囲気も否めませんのでどこまでもつかわかりませんが、わりと定着はしてると思います。
先月のSUGIZOイベントなんて、海外からのお客さん普通に居ましたからね。しかもそれFCイベントなんですけどっていう。
日本に住んでるのかこのために来日したのか…。

とにかく今の時代ヴィジュアル系のバンドやろうと思ったら、スタートの時点で海外ファンもつくことは必至。
これがね、もう凄いことですね。
昔はほんと海外出るって大変なことだったんだから…。

だからこうして山羊さんたちはもう、バンド活動スタートの時点で海外のファンが付いてるってことがもう、凄い時代だなと。
特にヴォーカルのryoさんは日本のバンドが海外出るって大変なことだという時代を知っていますからね。
海外ファンの、山羊さん記事をいくつか見てしみじみしてしまったのでした。
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